MEOの順位は何で決まるのか
Googleは、ローカル検索結果の順位を決める主な要素として、以下の3つを挙げています。
- 関連性(Relevance):検索した内容と、ビジネス情報がどれだけ一致しているか
- 距離(Distance):検索地点(または現在地)からどれだけ近いか
- 知名度(Prominence):そのビジネスがどれだけ広く知られ、信頼されているか
重要なのは、これらが単独で評価されるのではなく、総合的に評価されるという点です。
「口コミを増やしたのに順位が上がらない」「投稿を頑張っているのに伸びない」といった場合、多くは3要素のどこかが不足している、またはバランスが崩れているケースです。
要素① 関連性(Relevance)
関連性とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、その店舗・サービスが「その検索意図に合っている」とGoogleが判断できるかどうかです。
たとえば「〇〇市 整体」で検索したユーザーに対して、Googleは「整体サービスを提供している事業者」を優先して表示したいはずです。
このときに、ビジネス情報に整体に関する情報が十分に整っていないと、Googleは関連性が薄いと判断します。
■関連性を左右する主な要素
関連性を高めるには、まず「検索されたい内容」と「ビジネス情報」が一致している必要があります。具体的には以下が重要です。
1) カテゴリ設定(最重要)
カテゴリは、Googleに「このビジネスは何屋か」を伝える最重要ポイントです。
メインカテゴリがズレていると、他を頑張っても上位表示が難しくなります。
- メインカテゴリ:最も実態に近いものを1つ
- 追加カテゴリ:提供サービスを補足する形で設定
※よくある失敗:
「売りたいサービス」に寄せすぎて、実態や検索ニーズとズレる
(例:整体院なのにメインカテゴリが“リラクゼーション”になっている、など)
2) サービス内容(サービス登録・説明文)
Googleは、説明文やサービス情報から「何を提供しているか」を判断しようとします。
サービス名だけでなく、内容が具体的であることが重要です。
- 何のサービスか(例:骨盤矯正、姿勢改善、腰痛対応 など)
- どんな人に向いているか(例:デスクワークの肩こり、産後ケア など)
- どんな流れで提供されるか(例:初回カウンセリング、施術内容 など)
3) 投稿(最新情報)と更新頻度
投稿は「運用されている=実態がある」ことを示す材料になります。
また投稿内容がサービス内容と一致しているほど、関連性の補強になります。
- キャンペーン告知
- 施術・サービスの説明
- よくある質問への回答
- 事例紹介
4) Webサイトとの整合性(NAP・サービス一致)
Webサイト側に書かれている内容とGBPに相違があると、Googleは判断に迷います。
特に以下は一致させるのが基本です。
- 店名(表記ゆれを減らす)
- 住所
- 電話番号
- 主なサービス内容
- 営業時間
関連性で起きやすい“伸び悩み”パターン
- カテゴリが適切でない
- サービス内容が抽象的すぎる(「施術」「相談」だけ等)
- 投稿が関係ない内容(雑記・日常)ばかり
- WebサイトとGBPの情報が一致していない
関連性は、MEOの土台です。
ここがズレている状態で口コミや投稿を増やしても、成果が出にくくなります。
要素② 距離(Distance)
距離は、ユーザーの現在地、または検索で指定した地点から、そのビジネスまでの物理的な近さを意味します。
たとえば同じ「整体」で検索しても、
Aさんが駅前で検索するのと、Bさんが自宅近くで検索するのでは、表示される店舗が変わります。
このため、MEO順位は「全国共通の順位」ではなく、検索する場所によって変わる順位になります。
■距離は“基本的に操作できない”
距離は、原則としてこちら側でコントロールできません。
だからこそ「順位が場所によって違う」のは自然で、順位が変動しても必ずしも対策失敗とは限りません。
■距離要素を理解すると、対策の方向性が明確になる
距離が強く影響する業種では、「中心エリアだけ上位に出る」現象が起きやすくなります。重要なのは、
- 狙うべきエリアを明確にする(市区町村、駅、商圏)
- 「広い範囲で常に1位」を目標にしない
- “来店型”か“出張型”かで戦略を変える
出張型サービスの距離の捉え方
清掃・修理などの出張型は、ユーザーの近くに店舗がなくても選ばれます。
その場合、GBP上で以下を明確にすることで、距離のハンデを知名度・関連性で補えることがあります。
- 対応エリアを明記
- 「出張対応」「訪問可能」などの説明を整備
- 口コミでエリア名や利用シーンが自然に触れられる状態を作る
要素③ 知名度(Prominence)
知名度は、Googleが「このビジネスは信頼されている/よく知られている」と判断する指標です。
ローカル検索では、同じエリア・同じ業種でも、知名度が高いビジネスが上位になりやすい傾向があります。
■知名度に影響する主な要素
1) 口コミ(量だけではなく質・自然さ)
口コミは知名度の代表要素です。ただし重要なのは数だけではありません。
- 具体的な内容(サービス内容・体験が書かれている)
- 定期的に増える(自然なペース)
- 店舗側が返信している(誠実さのアピール)
短期間に大量に増える、内容が似通うなどは、不自然さにつながりやすいため注意が必要です。
2) 写真(投稿数・内容・継続性)
写真は「実態」と「魅力」を伝える材料になります。
店舗写真・スタッフ・施術風景・事例などがあると、ユーザー行動(クリックやルート検索)にも影響し、それが間接的に評価に寄与することがあります。
3) Web上での言及・一貫性(ローカルSEO全般)
知名度はGBPの中だけで完結しません。
Webサイト、SNS、ポータル、地域メディア等での情報の整合性・言及も影響します。
- 店名・住所・電話の一致(NAP)
- 店舗情報が複数サイトで一貫している
- 自社サイトにアクセスやサービス説明が明確にある
MEOとWeb制作が連携できる会社ほど強みが出ます。
■知名度で起きやすい“伸び悩み”パターン
- 口コミが少ない/古い
- 写真が少ない/フリー素材中心
- 店舗情報がWeb上でバラバラ(表記ゆれ・旧住所が残っている等)
- 更新が止まっている
■順位が伸びないときの考え方
MEOで伸び悩むときは、テクニックではなく
「3要素のどこが不足しているか」を見直すことで解決しやすくなります。
- まず関連性(カテゴリ・情報整備)
- 次に知名度(口コミ・写真・Web整合性)
- 距離を理解した上で、狙う商圏を決める
この順番で取り組むことで、無駄の少ない改善につながります。
MEO対策は3要素のバランスが大事
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